自己紹介 溝渕知秀

カイロプラクターになったきっかけ

きっかけとしては首の不調に悩む母に連れられ幼少期から接していたことがあります。一時は布団から起き上がるのも困難で、多くの病院や治療院に通っても良くならなかった症状がカイロプラクターの先生に掛かり良くなったことで、そんな世界があることを知りました。

それから何年も経ち、中学生の頃改めて自分の進路について考えていた頃に、ふとカイロプラクティックについてネットで調べてみたことがありました。そこで日本と本場アメリカのカイロプラクティックにおける現状の違いを知り、深く調べるうちにより興味を引かれていきました。幸いにも両親の理解もあったことから高校3年に上がる頃には本場で学ぶことを決意しました。

高校卒業後渡米して7年過ごし、アメリカに残ることや、東南アジアでの就職も検討しましたが、その間プチバックパッカーをするなどして世界を見て回った中で高知の魅力を認識し、自分1人の力でやっていきたいという思いもあり地元香美市での開業に至りました。

高知ヘルスリテラシー向上協会立ち上げの経緯

おかげさまで2020年7月をもち開業5周年を迎えることができました。今まで多くの方にご利用いただき、充分に力になれなかったこともあったかと思いますが、地域の皆様の健康増進に一定の貢献はできているかと思っています。

しかし、やはり日々実感していることとして自分だけの力では限界があるということがあります。施術で状態が改善したとしても、その後クライアントさん自身の健康に対する主体性の変化が起こらないことには遅かれ早かれまた元に戻ってきます。その為に一人一人のヘルスリテラシー向上が必要で、普段から自身のクライアントさんにはお伝えしておりますが、自分1人がお伝えできる数なんてたかが知れています。

大学時代を過ごしたアメリカでは、カイロプラクターはクライアントさんが最大限恩恵を享受できるよう必要に応じて医師やトレーナー、カウンセラー等と連携します。しかし、日本においてはそのような横の繋がりがないところがほとんどです。とりわけカイロプラクターや治療家は日本においては職業として明確な定義が無く、存在意義が一般の方にも医療関係者にも正しく認識されていません。

そこで、健康に携わる多業種と繋がり互いを理解し協力し合うことで、健康サービスにおける隙間を少しでも小さくし、かつ多業種連携でクライアントさん達のヘルスリテラシー向上に繋がる事業を企画・実施することにより高知県が取り組む健康長寿県構想の一助となるよう有志で「高知ヘルスリテラシー向上協会」を立ち上げました。まだまだメンバー数も少なくできることにも限りはありますが、目標に向かって歩みたいと思っております。

投稿者プロフィール

溝渕知秀
溝渕知秀Doctor of Chiropractic
米国Doctor of Chiropractic
ニューヨーク州臨床免許取得
日本小児カイロプラクティック事務局長
オーツリーカイロプラクティック代表